【一言感想】モリコーネ 映画が恋した音楽家

2.5
映画

映画館の広告で私が大好きなエンニオ・モリコーネが作曲した「ニューシネマパラダイス」の映像と音楽が流されつつ、「モリコーネと黒澤、坂本龍一、キューブリックとの関係性」を仄めかすような映像が流されていたので、ぜひ劇場でその曲を聴いてみたいという思いと、モリコーネを通して何か新しい発見があるのではないかと思いで視聴しました。
しかし蓋を開けてみると、新しい発見はなく、ひたすら「モリコーネは天才である」のような趣旨のことを難しい音楽の専門用語を使って識者達が褒めちぎる映画でした。(モリコーネによって作られた音楽も過去から現在まで流れますが、断片的にしか聞けず、指揮者の声が混じっているので微妙です。)そして【番組紹介】シリーズ ウォルト・ディズニーのような、天才の二面性にフォーカスされていたら良かったですが、そういうわけでもなくただの品のいいおじさんで、「気づいたらこの地位まで来ていた」と何の共感もできない生き方をしていましたし、この考え方は砂の女的で、自分達のような凡人が影響されると思考停止になってしまうので危機感を思えました。
肝心の「ニューシネマパラダイス」の音楽も、この映画を作っている監督と同じで遠慮したからなのか、1分にも満たない尺でしか流されず、しまいには、モリコーネと日本映画の関係やエピソードも広告以上のものはありませんでした。(「ミッション」という作品の映画音楽は長尺で採用されていましたが、コレジャナイ感は否めません)おそらく広告を見て映画を見たいと思った人はがっかりすると思うので注意が必要です。(広告で騙しに来ていると言っても過言ではないです。)

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