白黒+日常の細部を写した映画という事で最初の方は寝落ちしてしまいましたが、最後まで見てみると、とても良く家族内のコミュニケーションを描いている映画だと思いました。特に母が死んだ後のシーンで描かれていた「母親の死に対して悲しんではいるが、どこか冷静な(”いい大人”が悲しい姿を家族の前に出さないようにしている感じもある)、ある程度歳をとっている実の息子、娘」「”母の死”というものに真っ向から悲しんでいる未成年の実の娘、息子」「達観したような心を持っている父(演技がうまい)」この全てのキャラクターの持つ性格のバランスが絶妙で、私の観測範囲内でもこのような光景は見たことがあり、見事に家族の形が再現されていると思いました。また、この映画で描かれている「義理の娘が優しい」というのも、義理の娘は「悲しむ姿を家族の前に晒しても恥ずかしくない立場+多少猫を被っている」という場合が多いと思うので、とても腑におちました。「家族は暖かくて、私の最終的に帰る場所」のようなありきたりな映画ではなく一本取られました。
視聴方法:Netflix
【一言感想】東京物語
映画


コメント